世界観・用語

World and Word

当部屋は設定上、現代から150年程経った2185年が舞台となっています。
しかし本世界にまで至る150年程で度重なる戦争をしてきた為、世間一般に知られる国はほぼ壊滅。本世界では現代においてのヨーロッパ周辺を本拠地とした『アイギス帝国』という国が世界のほとんどの土地を支配下においています。
現在『アイギス帝国』はその力と人間兵器【IDoLA】の開発成功により世界最高峰の軍事力を誇り、現代におけるアメリカの一部とカナダの一部。南アメリカ大陸の端。ロシアの東半分。オセアニアの一部の島を除いて全て『アイギス帝国』となっています。
そのため現代から150年先舞台ではありますが、ほぼ別世界のおはなしと思っても差し支えありません。

勢力・世界観

Force

アイギス帝国

Aigis Empire

 本世界に置いて世界の9割を支配する大帝国。
 第三次世界大戦の時に小さな諸国の連合軍が生まれ、当時はヨーロッパ諸国によって壊滅させられたと思われた軍事勢力が発端。第四次世界大戦の核戦争によりヨーロッパ諸国が壊滅寸前な時、当時のドイツ軍の大佐が例の勢力での生き残りと発覚。そこから多くの同志が募られヨーロッパは第三次の連合勢力の生存者達によって吸収。
 その後、第四次世界大戦が終わり核戦争で疲弊した世界に対して声明を上げた国が『アイギス帝国』となる。
 疲弊したヨーロッパ諸国の国力をほぼ全て手にした事により、当時まだ存在していたアメリカやロシア等の軍事力強豪国も戦争後の疲弊も相まって『アイギス帝国』にほとんどの土地を奪われてしまい、現在では世界の9割程の土地がこの『アイギス帝国』の領土となっている。
 帝国と称しているが国としてはかなり軸が整っており、忠誠さえ誓っていれば2年の兵役以外は就職の自由。差別の違法化。インフラ整備等は第三次世界大戦前の国程度にはしっかりしており、支配下に下った国民にも不満はない。
 だが、あくまで不満はないのは帝国に忠誠を誓った者へのみの話。帝国に反する者。領土となることを許さない者は反乱分子とされ処罰。もしくは現在帝国の主戦力である【IDoLA】の実験体にされてしまう。
 そしてこの【IDoLA】こそ帝国が異常であり、最大の罪を犯していると他諸国に言われる所以である。

反帝国連合国

Anti-imperial Allies

世界のほぼ全てを支配し【IDoLA】を生み出した罪深き国である『アイギス帝国』と、今でも戦争を続ける唯一の国。
唯一の国とは言ったが、現在『アイギス帝国』とこの『反帝国連合国』と呼ばれる領土しか現世界には存在しておらず残りの一割がこの国の領土となる。
一見政治体制の整った帝国ではあるが、連合国では『今はまだ反乱を起こす国が残っている為、大人しくしているだけ』と帝国を見ている。その証拠に国民を尊重する一方で帝国では兵役を通して全ての国民の情報を把握。【IDoLA】の適性検査の義務化によってDNA情報等の保存。ネット環境に安全の為と称して国民管理番号を登録することを義務化した上で、ネット接続可能機器には監視機能がついている事が発覚している。
この事から帝国が世界を統一してしまった時には帝国上層部の良いように利用され国民は食い潰される。帝国上層部の理想郷にしかならない。そう確信しており、わずかな軍事力と帝国から情報を盗んだ【IDoLA】の生成方法をもとに戦い続け、帝国を打ち倒すことを目論んでいる。
領土としては現代においてのアメリカ大陸の西半分、ロシアの東半分。南アメリカ大陸の南端。オセアニア諸島の一部が属している。

IDoLA革命軍

IDoLA Levolutionary Army

 発端は一年前の2184年11月末。帝国に所属するIDoLA兵の一人が脱走したことから始まる。
 IDoLA兵の脱走自体は珍しくないのだが、当時脱走したのは帝国が行っていた『IDoLA幼兵計画』での成功例の一人であり大佐という当時のIDoLAとしては高い階級を持っていた者。そしてその兵士が2年ほど兵士として目覚しいほどの働きを見せていたため、軍内部では中央会議が行われるほどに大騒ぎとなっていた。通常であればIDoLA兵の脱走はIDoLA化すぐか、一度二度戦場に出てからの事がほとんど。それ以外の脱走兵であっても兆候が見られるのだが、その脱走者に至っては直前の戦場においても素晴らしい活躍と国への忠義が感じられていたため脱走の原因すら突き止められなかった。
 そして、その幼兵。脱走時11歳。現在12歳である幼き少女によって突如帝国への宣戦布告を掲げられたのが『IDoLA革命軍』。=人間の感情を弄んだ帝国へ相応なる罰を与えん=と告げ、反帝国連合国とは別に帝国壊滅を掲げた勢力。その名のとおり多くの帝国へ不満を持ったIDoLAが所属しており帝国としては『反乱諸国よりも注意すべき危険勢力』として警戒されている。同時に、反帝国連合国からも『元帝国IDoLA兵となると思想は同じ可能性が高く、加えてIDoLAが多い分大変危険な勢力』とこちらからも危険性力として見られている。
 革命軍を立ち上げ例の脱走者であるIDoLA兵の名前は「Frances・Fawkes」。大佐であった事もありカリスマ性により革命軍には多くのIDoLA兵を引き連れている。IDoLA革命軍とはされているが、全員がIDoLA兵というわけでもなくIDoLA達の自由。感情を弄ぶ帝国に鉄槌を。等の反帝国思想を持った帝国民がほとんど所属している。
 当組織の主軸となるIDoLAについては当サイトの【IDoLAとは】を参照して下さい。

その他設定

Word

革命軍基地

Revolutionary Army Base

 IDoLA革命軍が所有する帝国のはずれにある防衛基地。
 本体は小規模ではあるが外側には元帝国軍の基地ともあって頑丈な防壁がしてあり、元々は反帝国連合国からの攻撃を一手に引き受け通さない要塞の壁として動いていた基地であるため、逆に帝国側も簡単には攻め込むことができない場所となっている。
 さらに、周辺の基地も粗方革命軍によって制圧・占拠が完了しているため帝国も攻めるに攻められない状況となっている。ここまでIDoLA革命軍大隊長である「Frances・Fawkes」は小規模人数で達成しており、小規模で且つ帝国の中心からはかなり離れた僻地であったこともあって、革命軍が僻地の帝国軍基地占拠を達成し帝国に対して宣戦布告するまで帝国は気づくことができなかった。
 加えてIDoLA革命軍は多くのIDoLAを抱き込んでいるということと、そのIDoLA達の殆どは元帝国IDoLA兵。そのためその戦力の大きさや驚異を嫌というほど分かっていることもあり現在帝国では「反帝国連合国掃討作戦」を見送り「革命軍討伐作戦」を中心に動いている。